子育て

子どもたちと関わりながら学んだこと。

大人になってからの歯列矯正、時々出産、の体験記

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歯列矯正が終了した日から、もうすぐ4年が経とうとしています。自分にとっては記念日のうちのひとつなのですが、今日はそのきっかけから治療終了までの体験談を書いてみようと思います。

 
【矯正を始める前】
乳歯から大人の歯にかわる小学生の頃、「このままでは八重歯になるから」と歯医者で乳歯を何本か抜きました。でも、もともとあごが小さかったんですね、やはり上下左右、計4本が八重歯になったままになりました。

大人になってからも、虫歯治療の度に先生に歯列矯正をすすめられていたけれど、お金もかかるし、健康な歯を抜くことへの罪悪感や、銀色のワイヤーもちょっとなぁ・・・とためらっているうちに、歯並びはますますひどくなるばかり。でも、歳とともに歯並びが崩れていくことに気付いてからは、老後を想像して心配になり、矯正も視野に入れるようになりました。

【決心のきっかけ】
そして30歳になって、結婚式の日。
写真撮影で、カメラマンの方に「口を閉じてください」と何度も言われて、自分では口を閉じているつもりなんだけどナゼ???と不思議に思っていたら、それは歯並びのせい(前歯が出てきているために、歯の表面が乾燥して唇がうまくとじない。そして本人がそれを自覚していない)であるということに気付いたのです。なんか私、カッコ悪い・・・これが、歯列矯正をしようと決心した一番のきっかけ。

【矯正の方法を選ぶ】
調べていくうちに裏側矯正(舌側に装置をつけるもの)がある事を知ります。歯の表側にワイヤーをつける方法では費用が80万円くらい、裏側矯正は120万円くらい・・・。かなり費用はかかるけれど、仕事もしていたし、目立たないことを優先にしよう、と裏側矯正専門の歯科医院を探してカウンセリングを受けました。その後、レントゲンを撮って治療方針を立てるのに5万円くらい。この初期費用だけで、もう後戻りはできないな、と思ったものです。

【矯正を始めた頃】
大人になってからの歯列矯正は、成長しきった顎に歯を並べるので、スペースがなければ抜くことになります。私の場合は、犬歯の隣(奥歯側)上下2本を左右ずつ隔週に分けて抜いて、矯正治療をスタートしました。抜歯の痛みが落ち着いた頃に装置を付け始め、しばらくはヨーグルトとか豆腐とか、フニャフニャ、グニャグニャのものばかり食べていました。装置を付けたばかりの頃は、感覚が変わってしまってうまく噛むことができません。小さく切ったうどんさえ食べられず、レタスのシャキシャキ感さえ楽しめない・・・。歯は一生大事にしよう、と強く心に誓ったのでした。
また、装置に慣れるまではうまく喋ることができないので、仕事中の電話の取り次ぎも一苦労。「ますだ」さんと、「まつだ」さんを上手く伝えられず、「どっち〜??」と、よく笑われました。装置に気付かれず普通に話せるようになるまでに、だいたい1ヶ月くらいかかったでしょうか。

【治療中】
矯正が始まってからは、月1回の通院で装置のワイヤーを調整してもらいました。途中、出っ張った前歯を奥に引っ込ませるために、上顎にスクリューを打ってワイヤーで前歯を引っ張ったりしながら治療が続きました。(スクリューを抜いた後はその後きれいにふさがっています)
装置に絡みついてとれなくなるのでガムは禁止、装置が外れてしまうので前歯で噛み切るのもダメ、固いものも気をつけて、というわけで、普段の食事にも少々気を遣います。ピザだって、ナイフとフォークでお上品にいただきます(笑)。また、装置やワイヤーが気になってどうしても舌で触ってしまうので、時々口内炎にもなりました。

さらに、治療途中に出産が2回。臨月で一度治療を休止して、出産の半年後くらいにまた再開しながら、当初2年半の治療予定がなんと5年近くもかかって、ようやくきれいな歯並びになりました。

【治療後】
矯正装置を外してからは、リテーナーという透明のカバーのようなものを食事の時以外にはめて約2年。その後、後戻りしていないことを確認してもらって矯正治療は終了です。今は、夜寝る時だけそのリテーナーをはめています。

歯列矯正をしてからは、ひどかった肩凝りもなくなり、歯を磨きやすくなって虫歯になることもなくなり、ためらいなく歯を見せて笑えるようになり、嬉しいことの方が多いです。やってよかった、と思っています。歯列矯正は子どもの頃にするもの、と思っていたけれど、そうではなくて、大人になってからでもできるんですね。

でも残念なことに、私のこの歯並びの悪さはしっかり子どもたちにも受け継がれてしまったようで・・・。今、子どもの矯正治療についても、いろいろ調べ始めたところです。いつから?どんな治療?医者選びは?また後日、レポートしようと思います。

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