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イッタラ花瓶 アアルトベース120、 生け方のコツ

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昨日、離任式で素敵な花束をいただきました。そして、子どもたちとの事やこの一年を振り返りながら花束を抱えての帰り道、はたと気付きました。引っ越して間もないわが家には、まだ花瓶がないことに(買うのを後回しにしていたことに)・・・。

急いで花瓶とお花用の鋏をネットで探し回ります。どんなに急いでいたって、ときめく花瓶を迎え入れたい!あったんですよ、そんな花瓶が。形もかわいくて、その形だからこそ、お花が映えて、飾りやすくて、手入れがしやすい花瓶。何回目のアマゾンプライム無料体験になるでしょうか?注文を入れた翌日午前中には届けてもらえて、お花が元気なうちに生けることができました。

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デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトのデザイン

選んだ花瓶は、アアルトベース。

フィンランドを代表する近代建築・デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトのデザインです。1936年に発表され、翌年開かれたパリ万博に出品されました。モチーフになったのは、フィンランドにある湖の形とか、白樺の根本付近の断面のフォルムなど諸説あり、イッタラのアイコン的存在となっています。2019年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞。フィンランド・イッタラの工房で今も手吹きで制作されていて、熟練の職人7人が力を合わせてひとつのベースを完成させています。

アアルトベースのサイズと色展開

サイズは主に4つ。高さを表す「95」(最大幅約105mm)、「120」(最大幅145mm)、「160」(最大幅195mm)と、縦長スタイルの「251」(最大幅155mm)があります。

私は120サイズにしました。花束も入るし、少しのお花でもほどよいバランスで飾れるからです。

色はホワイト、クリア、マリンブルー、クランベリー等々、バリエーションがたくさんあって迷うところです。以前、フィンランドに旅行で行った時、外側がホワイトで内側がブルー、という限定色バージョンも見つけました。それはそれはとてもクールな感じで配色のコントラストもキレイでした。ネットで探せば、オフィシャルサイト掲載品以外のカラーのアアルトベースが見つかるかもしれませんね。

今回私が選んだのは、クリア(透明)です。ホワイトとかなり迷ったのですが、茎の部分が見えるのも美しいな、と感じたのでクリアにしました。実際、グリーンが映えて花の色とのコントラストも出て、お花全体が見えるからとてもきれいです。

アアルトベースのお花の生け方のコツ

大きな花束をいただいた今回の私のように、たっぷりの花を生ける場合には、どんどん立ててさしていく感じで生けました。元の花束の配置のバランスをあまり崩さないように。バランスを見ながらグリーンの葉物は最後に入れていくと生けやすいです。

切り戻しつつ飾りながら、最後は花も少なくなってきますよね。また、普段は私も花を2輪程度で生けています。花の本数が少なめの時は、アアルトベースのくぼみにひっかけるようにすると、花が固定されて生けやすくなります。

花を買ってきたばかりの時は、切り戻しながら長持ちさせるために茎を長めにしています。そのため、立てると安定しないので、くぼみからくぼみへ、かなり斜めにして生けています。最後の方で短くなってきた頃は、端のくぼみに沿わせるように、花を立てる感じで生けています。

120サイズだと、花束のときは茎は長めでも量があるので十分安定します。花の本数が少なめの時は20cm前後の長さにしています。そして、りんどうなどのように下の方まで花がついているものよりは、ガーベラやひまわり、カーネーション、バラ、トルコギキョウなど、花が上の方についているもののほうが飾りやすいです。花のボリュームがあってもなくても、数輪でも一輪でも、素敵に飾れるので今後も重宝しそうです。

あまり深く考えずに、いい意味で適当に生けていっても、全体が素敵に仕上がるアアルトベース。身構えずに、楽しんで生けていってもらえたら、それが一番な気がします。

アアルトベースの形がもたらす機能も魅力的

実際に使ってみて、くぼみがあるこの形のおかげで安定して花瓶を持つことができ、きちんと支えられるので持ち運びも楽なことに気付きました。花瓶というと、筒型の形状をイメージしてしまいますが、この不思議な形だからこそのメリットです。

また、口が広く、手がきちんと入るから底まで洗いやすいというのもおすすめポイントです。水あかがついてしまっても、ちゃんとこすって洗えます。角がないので、隅に汚れがたまることもありません。

さらに、ちょっと花を切らしてしまった、なんて時にも、アアルトベースはオブジェのひとつになります。花瓶が空の状態で置いておいても、アアルトベースの存在自体、それだけで美しいから見ているだけで心が和みます。花瓶のデザインも大事なんですね。

お花を生けるときにおすすめ、切れ味抜群の花用はさみ

花瓶ともうひとつ、お花用の鋏も調達しました。こちらもスパッと切れ味抜群の逸品です。鋏の部分はフッ素コーティングされているのでお手入れも楽。しかもブラックなので、茎や枝を切ったときの汁の汚れも目立ちません。

花束をいただいたことで、またひとつ、暮らしと気持ちが豊かになりました。来年度はもっといい授業ができるようにがんばろう、って決意を新たにしながら眺めています。

花のある暮らし、やっぱりいいですね。心が潤います。いい機会をいただいたので、今後もマメに花を生けていこうと思います。みなさんもアアルトベースに花を飾って、部屋を演出してみませんか?

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