日常会話と挨拶のLINEスタンプは、中国語にすると何て言う?
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昨年販売を開始したクリエーターズスタンプ、最近ではいろいろな国で送受信されるようになりました。タイやフィリピン、台湾、アメリカ、カナダ、フランス、などなど。自分の子ども?分身?が世界中を飛び回っているような・・・今日はそんな遠くに行ったのかー、といった気持ちで日々のスタンプレポートを楽しく見ています。なかでも台湾でスタンプがよく飛び交っている模様。
そこで、イラストはそのままにメッセージを書き換えて、日常会話と挨拶の中国語版スタンプを作ろうと思い立ちました。が、中国語での日常会話や挨拶って、何て言うのか?どんな挨拶があるのか?そこから早速つまずきます…。みなさんはご存知ですか?
「簡体字」と「繁体字」の違いとは?
日常会話は「日常會話」、挨拶は「打招呼」。
さて、中国語には「簡体字」と「繁体字」の2種類があり、国や地域によって使われる字体が異なります。繁体字は正字、正体字とも呼ばれ画数が多いのが一番の特徴です。主に台湾、香港、マカオで使われています。簡体字は、従来の漢字(繁体字)を簡略化した字体で、1950年代の「文字改革」より制定されたものです。中国本土、シンガポール、マレーシアなどで使われていて、偏(へん)や旁(つくり)が簡略化され画数が少ないためとても書きやすいのが特徴です。
具体的には、與(繁体字)と与(簡体字)のように、字体が異なります。また、炊飯器:電鍋(繁体字)/电饭锅(簡体字)のように、表記が異なるものもあります。さらに、丑という字は、繁体字では「ひょうきん者」という意味なのに対し、簡体字では「醜い」という意味になるなど、同じ文字でも違う意味になってしまうものもあるのです。言葉も例外ではなく、計算機が電卓(繁体字)/パソコン(簡体字)のように意味が異なるなど、私ひとりではLINEスタンプの翻訳はちょっと太刀打ちできないレベル…。今回は台湾での更なる販売UPを目指して、簡体字でのクリエーターズスタンプ作成に挑戦です。
中国語のキーボード入力はどうやっているの?
タイミング良く台湾に住んでいる友人が一時帰国すると聞いて、会いに行って、イラストを見せながら翻訳をお願いしました。その時です。私にとってはずっとナゾだった、中国語のキーボード入力ってどうなっているのだろう?という疑問。あれだけの膨大な量の漢字を、どう入力しているのか???間近で友人のパソコンを見せてもらって、おおっ!となりました。
「ボポモフォ」と呼ばれる中国語の発音記号(注音符号)を使って(キーボードの右上に書かれている記号)、子音を表す「聲符(シャンフー)」21字と、母音を表す「韻符(インフー)」16字を組み合わせて入力していくのだとか。キーボード下には漢字の一部の記号が書かれていて、これらを組み合わせて変換していったりもするそうです。(私もちゃんとは理解できなかったけど、何となく、何をしているのかは想像がついた、という感じです)
微妙なニュアンスを翻訳するのは難しい
日本語でももちろんそうですが、同じ「すみません」でもいろいろなシチュエーションでの使い方がありますよね。お手数おかけしてすみません的な時は「麻煩了」、ごめんなさいという謝罪のすみませんは「不好意思」など、言葉とイラストとの組み合わせで上手く表現していかなければなりません。ひとつひとつ友人に確認してもらいながら、ようやく「中国語版」が完成しました。中国語だけでなく、英語も堪能な友人のおかげで「英語版」も同時に仕上がり、リリースしています。
英語には「行ってきます」「行ってらっしゃい」といった挨拶ことばがないとか、いろいろな言い方があって答えがひとつだけではないとか、コミュニケーションの文化、文法、考え方みたいなことにも触れた今回のスタンプ作成作業。イラストを描くことを通して、いろいろ学びました。
日本語、英語、中国語、
3つ揃えたらこれで簡単な日常会話と挨拶が覚えられるかも?なスタンプです。
楽しんで使っていただけたら嬉しいです。
Enjoy & Communicate together with fatetto’s Japanese Manga girl!